Libor Prokopの打楽器ワークショップ
打楽器のワークショップは依頼された上で開催される。
ワークショップのプログラムは参加者のニーズに合わせて構成される。
このワークショップで学べる楽器は、主にToere、Tari Parau、Faakete、Pahu Tupai、Ihara、VIVOである。また、参加者が望めば希に使われている楽器も学べる。
ワークショップのプログラムは、参加者のレベルによって構成される。
基本的に、3レベルが提供される:
- 初級 基本的な楽器の紹介や使い方:ドラム演奏技術や基本的なリズムを学ぶ。
- 中級 ドラムを定期的に演奏する人を対象にしたレベルでリズムやドラム演奏テクニックを極める。自然な物(木、真珠、砂、石、竹など)を利用し、音を作り出す技術を学ぶ。
- 上級 ドラムの演奏にある程度の経験者を対象にするレベル。技術を更に極め、新しいリズムの構成を学ぶ。
打楽器を学ぶには、社会の中のそれぞれの役割を理解しないといけない。
ポリネシアの文化と伝統的な社会では、楽器の音が人体に影響を及ぶとされている。
例えば、PUと呼ばれる巻貝は、重要なイベントを発表の時に用いられる。PUによって出される音は、そのイベントの土台になる。
Pahu (サメの皮で作られたドラム)は、体を起こして行動に移させる役割を果たす。
Vivo (鼻笛)はMarae式の終わりを告げる。Vivoの音と共に人間は神聖な空間から現実に戻れる。つまり催眠状態、また瞑想から普通の状態から戻ることができる。
Libor Prokop先生の紹介
幼児期からクラシック音楽の教育を受けた音楽家。
ポリネシアの打楽器を学ぶ前に、ピアニストとギタリストでして活躍している。
成人期に、様々なドラム、ディジェリドゥーと鼻笛を学び始める。
Liborはtoere、tari parau、faakete、pahu、iharaなど伝統的打楽器の達人であり、また、VivoやPahuも専門している。
1980年代初期に、Temaevaダンス・グループのダンサーの一人で、Heikura Nui、オ・タヒチ・エと2012年に始まっているHei Tahiti ダンス・グループの打楽器奏者。
ギー・ローランスのFenuaグループのメンバーの一人でもあった。
また、Haururu 文化協会と共にMarae、伝統的な社会における空間や時間概念、ポリネシアにおける移住について熱心に研究し続けている。